WeNET理事でエコネット紀南代表の多田祐之です。

今回は、我々エコネット紀南の活動をご紹介します。

平成19年、それまで個々に活動していた田辺市周辺の地球温暖化防止活動推進員が集まり、近隣地域の自然系・環境系NPO団体や個人にもお声掛けして紀南地域地球温暖化対策協議会(エコネット紀南)を設立。

設立から数年間は温暖化防止に関する講演会や勉強会を開催したり、街頭啓発等のCo2排出削減中心の活動を行っていましたが、そのうちに人口が少なく森林面積の広い紀南地域には、排出削減よりもCo2の吸収源対策が温暖化対策として合っているのではと思うようになり、森林保全が会の活動の大きな柱の一つになりました。

ある時、森林保全の勉強のため植樹活動をしている団体のお手伝いで地域内の人工林に入ったところ、切り倒されたまま放置された間伐材の多さに驚き、植樹活動よりも林地残材の有効活用が必要と感じました。

 

荒れた人林

 

森林保全と一口に言っても植樹~間伐等手段も多岐にわたりますし、手段のひとつひとつもそれぞれの団体で考え方が全く違います。

しばらくは色々迷いながらの活動でしたが、結局  間伐材や梅伐木は薪ストーブや薪ボイラーなどで熱利用するのが1番という事になり、平成25年 林地残材の有効利用を目的にエコネット紀南メンバーが中心となり、山林所有者、梅農家、林業従事者、製炭業者、薪ストーブユーザー等で紀南薪ぐらしネットを立ちあげました。

 

 

活動概要は、

  • 不要な林地残材を山や畑に引取りに行く
  • 土場(田辺市や個人からお借りした土地)で薪に加工
  • 登録していただいている薪ストーブユーザーに格安にてお届け

という事で登録メンバーは20名程ですが、実働4~9名で薪づくり作業をしています。

年齢は40歳代から60歳代までで、地元の人間とIターン者が半々で構成されています。

若い方や女性の方の勧誘もこれからの課題のひとつかと思います。

梅は20年~30年で改植するため、毎年相当量の伐木(枝ではなく、木そのも)が発生します。

そのため、伐採木を引き取りたいと言えば梅農家さんから大変感謝されます。

それどころか、こちらからお願いしなくても私たちの活動をどこからか聞いた方々から引き取り依頼が来る程です。

 

薪としては細くて使えない剪定枝の方は測定不能なほど出るのでこちらの有効活用も考えていきたいと思います。

杉・ヒノキはまっすぐで柔らかいので、輸送や加工は楽ですが、薪として利用してもすぐに燃えてしまうので最初の焚き付けとしての使い方の方がいいかと思います。

逆に梅の木は曲がりくねっているため、輸送や加工は大変ですが、薪としての火力・持続力はA級なので有効利用しない手はありません。

’13~’16の約3年で梅伐採木を軽トラ約50車分(25t)、杉 ヒノキを約20車分(10t)、雑木約10車分(5t)を薪に加工し、薪ストーブユーザーに利用してもらっています。(軽トラの積載量とt数が合わないような気もしますが・・・)

 

放置された杉・ヒノキ間伐材

 


梅畑から伐採木搬出作業

 

梅の木薪加工作業1 長さを揃える

 

梅の木薪加工作業2 太い木はエンジン式薪割り機で割る

 

杉・ヒノキは手作業で割ることも。

 

薪の出来上がり

 

薪ストーブではとても暖かいですよ。

 

作業の流れを写真で見ていただいていかがでしょうか?

薪ストーブユーザーの方、薪づくりに興味のある方はぜひWeNET までお問い合わせを。

それとエンジン式薪割りを格安で分けていただける方もぜひご連絡お願いします。