WeNETリレーブログ vol.2
臼井 達也です。
「次は事務局長で!」というバトンを渡されつつ、なかなか更新に至らずでした。
書くことがあまりまとまっていませんが「えいやっ!」と書き綴ってみます。
ふりかえれば、わかやま環境ネットワークに関わって、4年と7ヶ月が経とうとしています。
これまで、いろいろな「なんとかしないと!」という力強い想いを持った多くの方々との関わりを通じて、
「あっ、社会に対して、こういう感覚をもって活動している人たちがたくさんいるんだ!」という認識が持てたこと。
そういう人たちの想いに触れて、世の中のいろんなことに対してモヤモヤしている自分の気持ちに、圧倒的な「追い風」を感じながらここまでやって来れたと思っています。
私自身「気候変動」に対する認識や危機感は、このれまでの学びで随分と養われました。
そして「伝え手としての役回りの一端くらいは担えるようになったかな?」という、まだまだ入り口のところではありますが、手応えをちょっとずつ感じながら日々の活動を行っています。
一口に「環境」といっても本当にさまざまなんですね。
自然と向き合う「環境」からはじまり、人の営みのいたるところに「◯◯環境」といったものが存在し、それぞれに解決していくべき課題があること。
それらに、良いことも悪いことも含めて現状がどどーっと横たわっていること。
そんな状況を一応、俯瞰できるようになりました。
私は、わかやま環境ネットワークで活動するにあたり一番大事にしていることがあります。
それは「危機感」と「ワクワク感」のバランスです。
ここを、うまく盛りこみながら共感を得ること。
それによって手を貸してもらえるきっかけづくりや、活動に参加してくれる人を募っていくことができるのでは、と思っています。
こんな事を聞きました。
「NPO/NGOのゴールはミッション達成こそが目標であり、それを達成したときに解散する」
これが実現できれば、本当にすばらしい。
しかし、現実はどうでしょうか。
私自身を含めて「わかっちゃいるけど・・・・・」
と、ムカシのコメディアンの歌のごとく、一定の認識こそあれど、自分ごととして捉え、実行していく難しさ。
個人が/集団が、継続して活動していくためのこころづくり。
共感・賛同してくれる人を見つけることが、けっこう大変なんだなという、歯がゆさを痛感しながらの毎日です。
それでも、嬉しいことがあります。
新たに2名の事業スタッフを迎えることができ、事業をより深くすすめることができるようになったことです。
たとえ、あらゆる無理難題が飛んで来ても、仲間がいることで楽しさと、充実感をもって対処できています。
ここで、ちょっと紹介。
一人目は「ふくちゃん」こと福吉さん。コンソーシアム事業を受け持ってもらい、企業省エネの事務局として日々対応してもらっています。
彼は、ひとことで言うと「気遣い段取りマン」。
本当にものごとを良く見ていて、とっさの対応も心得ており「痒くなる前にムヒが出る」というくらいの切れ者です。
二人目は「あきちゃん」こと戸田さん。
海外の大学を卒業後、さまざまな見聞を重ねて今年日本に帰国。
なんと、帰国後はじめての就職先がWeNETということになりました。
彼女は、とても探究心旺盛で、わからないことをとことん追求する研究家タイプ。
本人は「広く浅くなので、まだまだ」と言っていますが、あらゆる方面でとてつもない可能性を秘めたフレッシュな存在です。
そして、事務所の台所役「さっちゃん」こと畑さんは、実に3年半に渡って事業全体のサポートをしてくれています。
本当にいろいろなことに気が付いてくれます。
私が事業全体を見る「鳥の目」を持とうとするあまり、「蟻の目」がぬかってしまうことがあるのですが、そこをさり気なく教えてくれます。
今のWeNETの、きめ細やかさの部分は、彼女の心遣いが本当に大きいです。
こんなすばらしいスタッフたちと、これからも継続して活動していきたいと本気で思っています。
この活動は決して1人ではできません。
また、同じような感覚をもって一緒に取り組んでくれる人も、まだまだそう多くはないと感じています。
ですので、私の目下の活動は、今の事業をスムーズに進めていくことに加え、来年度以降の活動資金を含めて、これからどのようにしたらWeNETを盛り上げていけるかということに終始しています。
というわけで、前回の中島先生ブログが「超大作」ヴァージョンだったので、私は「ショートフィルム」ヴァージョンにて、このあたりでしめくくりたいと思います。