世界各国における地球温暖化に対する取り組みは、経済的発展を見通した積極的な動きとなっています。特に、民間の事業者を中心に、気候変動×エネルギー両方の対策を行う新たな価値の創出と、環境貢献型のブランド力づくりが、ビジネスチャンスと持続可能
社会の両立を遂げていく展開となっています。

 日本国内では今年も、国民運動「COOL CHOICE」〜未来のために、いま選ぼう〜が
展開されています。「COOL=賢い」「CHOICE=選択」という意味を持ち、これからの
暮らしを考え個人や集団が、いまいちど「選択」を意識していくことで、低炭素の未来につながっていくというキャンペーンです。

 日本が世界に掲げる2030年26%削減目標は、私たち一人ひとりの生活から排出される
温室効果ガスの積極的な取り組みが不可欠です。運動の知名度はこれからですが、それを逆手に取って県内の賛同者を多く募り、全国1位(人口比)の賛同県へのチャレンジを掲げ、会員の方々、関係者の協力を得ながら、持続可能な社会形成を推進してゆきます。

 これまで[地球温暖化対策]を主に進めてまいりました。今後は、それらに加えて[生物多様性][自然保護][資源と廃棄物によるリサイクル]そして[食と農]など、県内で繰り広げられている実践的な活動にスポットライトがあたり、さらなる活動の輪が広がっていけるよう、積極的なつながりの機会が増えるよう力をいれてゆきます。

1.「線」から「面」へ地域の集団組織への活動アプローチ

  • これまでの活動をさらに広げていくために、すでに集まって活動している集団組織への働きかけをおこなっていきます。
  • 市民団体はもとより
  • 学校、企業、自治体、各種組合やサークルへの学習パッケージの提供。

2.地域の団体/事業所との連携強化

  • 私たちの活動について、わかりやすく伝える工夫を取り入れてゆきます。
  • 県と一緒にとりくむイベントなど具体的な活動を通じて連携を可能にしてゆきます。

3.情報発信・相互連携のしくみづくり

  • インターネットの普及に伴い手軽に情報をとることができるようになった現代において、これらを有効的に活用できるしくみを構築していきます。
  • 動画やwebサイトなどで活動の面白さと有用性をPRします。

活動全体で共通の取り組み(3年計画)

①【環境省補助事業】「地域での温暖化防止推進活動支援事業」

②【和歌山県委託事業】草の根運動推進事業

(1)地域協議会/グループの支援

ひきつづき地域協議会等の草の根の活動を支援します

(2)地球温暖化対策情報誌の発行

和歌山県温暖化対策情報誌『わおん通信』(1800部、年4回発行)を編集します

(3)新規推進員の募集・研修

推進員養成講座&スキルアップ講座を開きます。今年度も県内6か所以上で開催予定

③【和歌山県委託事業】イベント啓発促進事業

(1)子どもを中心とした体験型イベントを開催

さまざまなアトラクションを設置し、ブースごとに楽しみながら学べる体験型イベントの開催

(2)県内の温暖化対策について、見える化

地域協議会をはじめ、エコな団体企業が主体となって、一緒に考え、行動に結びつける

④理事会活動、組織の維持・拡大にかかる諸活動・対外活動

(1)理事会活動等

◆これまでの役員+新たなメンバーによって充実した団体運営が行えるよう活動してゆきます

(2)会員拡大・寄付の増額

  • 前期からの目標である会員拡大を目指します
  • [個人]110→150/[団体]39→60
  • 活動への理解を深めるしくみを構築し、寄付による活動支援の機会をふやしてゆきます