2021年は、どうやって脱炭素を早期に実現するのか?
という世界の課題に対し、本当の意味で人類が試される年になりました。もうアリバイ的な話は通用しません。
これまで日本の脱炭素の対策はあまりにも遅く、世界中から批判を受けてきました。
日本は、さしずめ、キリギリスのようになっていて、準備の遅れから欧米よりもハードランディングを余儀なくされる事態が心配されます。
地方だって他人事ではありません。
脱炭素に対応できずに市場から締め出され、倒産に追い込まれる地元企業もたくさん出るかも知れません。
市民生活も値上げなどで苦しくなるかも知れません。
だからこそ、脱炭素を先行して実践してきた私達わかやま環境ネットワークは、これまでに積み上げてきたノウハウを活かし、地元を助け、世界に貢献しなければなりません。
このような状況にありますから、これまでのような啓発主体の活動から、より実践的な活動へとシフトし、具体的に社会に貢献する、それを2021年の方針と致します。
ここに以下3つの方針を掲げます。
1.情報発信
地域情報の募集と発信全体の工夫(SNS・動画配信の活用)
2.関係強化
会員を含む、市民団体、学校、企業、自治体との連携構築と実施
3.横断展開
「SDGs」「エシカル」を意識した多様な分野との相互連携構築と実施
上記の方針を具体的にすすめていく上で、広範な「環境対策」の課題と実施がスムーズに展開されるよう、以下の5つの部会を中心に会員活動の広範な周知をすすめてゆきます。
活動全体で共通の取り組み(中期計画)
上記の方針を具体的にすすめていく上で,広範な「環境対策」の課題と実施がスムーズに展開されるよう,以下の4つの部会を中心にすすめてゆきます。
以上の組織運営の見直しを行いながら,これまで和歌山県の環境に対する協力や支援を行ってきたWeNET会員同士が引き続いて活動展開できる組織づくりを目指してゆきます。
WeNET会報誌「うぃねっと」の発行(オンライン版)
会員活動を中心に,県内外の環境に関する情報として,発行してまいります。当面は,季刊発行(年4回程度)を目指し,即時性の求められる情報[イベント開催案内や意見聴取など]は団体webサイト/SNSを活用。
推進員養成講座の「e-ラーニング(通信教育) 」教材の作成&技術講習の実施
e-ラーニングの制作と活用展開
①地域での温暖化防止推進活動支援事業 【環境省補助事業】
②草の根運動推進事業 【和歌山県委託事業】
(1)地域協議会/グループの支援
ひきつづき地域協議会等の草の根の活動を支援します
(2)地球温暖化対策情報誌の発行
和歌山県温暖化対策情報誌『わおん通信』(1800部、年4回発行)を編集します
(3)新規推進員の募集・研修
推進員養成講座&スキルアップ講座を開きます。今年度も県内6か所以上で開催予定
③「おもしろ環境まつり」企画・運営等委託 【和歌山県委託事業】
(1)子どもを中心とした体験型イベントを開催
さまざまなアトラクションを設置し、ブースごとに楽しみながら学べる体験型イベントの開催
(2)県内の温暖化対策について、見える化
地域協議会をはじめ、エコな団体企業が主体となって、一緒に考え、行動に結びつける
④海洋プラスティックごみ対策を主体とした環境教育事業 【和歌山環境保全公社委託事業】
(1)海洋保全を学ぶ入門講座
海洋ごみ実態把握&回収船見学
(2)廃棄物流通の現状と新たな対策思考
環境関連施設の見学
回収ごみ袋の代替品検討
(3)循環サイクルの実状/新サイクル思考&実践
漂着ごみ観察&研究
漂着ごみ利用作品製作
⑤わかやま海洋サミットプロジェクト【日本たばこ産業株式会社助成事業】
(1)和歌山の干潟での生き物観察および保全活動
(2)わかやま海洋サミット[海の保全に関する学習発表](2021-03-07実施終了)
⑥食品ロスに関する啓発&調査業務【和歌山環境保全公社委託】
(1)基礎・実践コンテンツの制作
現状把握とともに、食品ロス対策活動のヒント紹介
(2)消費行動に対する調査(大学連携)
消費行動全般についてのネットアンケート実態調査
(3)「食品ロス・チャレンジャー」モニター
個別家庭チャレンジャーの募集と集約
⑦【自主事業】木の国エコリレー推進協議会業務
(1)“街”と“森”をつなぐための,新たな消費のしくみづくり
「寄付つき商品/サービス」の拡充を図り、CO2の吸収源である和歌山の森へ還元を行う
(2)商品/サービスの展示・紹介の機会
これまでに商品化された25商品[10社]の展示および紹介(販売)できる機会をつくり展開
⑧理事会活動、組織の維持・拡大にかかる諸活動・対外活動
(1)理事会活動等
上記で示したテーマ別部会の運営と具体的な展開
(2)会員拡大・寄付の増額
現会員の協力を得て,新たな会員先を拡充